900点までは時間が足りなくて当たり前
この記事の内容
TOEICの試験時間は2時間ですが、リスニング45分、リーディング75分で構成されています。
リスニングは自動的に音声が流れてくるので時間を気にする必要はありませんが、リーディングは自分で問題を解いていく必要があります。
リーディングでは、一部の難しい問題にハマって考え込み、気づけば残り時間がほとんどないということも起こります。TOEICは900点超える実力がないと最後まで解ききることができないと言われており、時間が足りないのが当たり前の試験です。
時間配分を意識してトレーニングしておくことで、スコアアップを図ることができます。
各Partの問題数と時間配分
リスニングセクションの問題数
Part1 | 6問 |
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Part2 | 25問 |
Part3 | 39問 |
Part4 | 30問 |
リーディングセクションの問題数と時間配分
Part5 | 30問 | 10分 | 1時45分〜1時55分 |
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Part6 | 16問 | 10分 | 1時55分〜2時5分 |
Part7 | 54問 | 55分 | 2時5分〜3時 |
時間配分を身につけるトレーニング
時間の感覚を身につけるため、事前にトレーニングをしてください。時間の感覚がるかないかでスコアが大きく変わります。トレーニングは大変ですが、早めに身に着ければその後の勉強効率が上がるので、早くスコアを上げたい人ほど早めに取り組みましょう。
トレーニングに必要なもの
- 公式問題集(なるべく新しいもの)
- 筆記用具(当日使うものと同じもの)
- 腕時計(当日使うものと同じもの)
- まとまった時間(2時間)
- 落ち着いた環境(自宅・カフェなど)
トレーニングのやり方
長針と短針の位置を確認する。
試験と同じ時間にトレーニングを実施するのは難しいと思います。社会人の場合は、仕事終わりなので夜になるでしょう。その時でも、誤った時間配分を覚えてしまわないよう、事前に長針と短針の位置を確認してください。
「11時から解き始めるので、11時45分〜11時55分までがPart5だな…」という感じです。
なるべくPart1から通しで解いてみる。
本番ではリスニングセクションでたっぷり披露を溜めてからリーディングセクションに入ります。トレーニングでも、できるだけ同じ状況を再現するため、リスニングセクションから通しで1回分解いてください。
どうしても時間が無いときはリーディングセクションのみ解いたり、Partで分けたりしても良いです。分けて解くだけでも、何もしないよりは時間の感覚がわかります。
Part5は16問目、Part6は9問目で、5分経過しているかを確認する。
解き始めたら時計を全く見ないのではなく、定期的に時計を見て時間を確認してください。Part5で1問解くごとに時計を見たりしていると時間がもったいないので、半分の問題を解いた時に半分の時間が経過しているかを確認する程度が良いかと思います。
Part7は1.1倍速で読むイメージで解く。
ゆったりしていては時間が足りません。気持ち急ぎめで読むことを意識してください。いつもの1.1倍速で読むイメージがおすすめです。時間を図って解くと、返り読みをしている時間はないことに気づきます。
一般的に、Part7をとき終わるためには150WPM(1分間に150単語読む速度)以上必要だと言われています。
各Partの解き方を対策
時間が足りない感覚がわかったら、Partごとの対策を行ってください。
Part5は1問10秒〜30秒で解くのがベストです。
Part7は、150WPM(1分間に150語読む速さ)以上になるように練習してください。Part3・Part4のリスニングの速度がだいたい170〜180WPMと言われているので、リスニングの音声より少し遅いくらいで読むイメージです。
Part5とPart7は、それぞれ特化した問題集があるので勉強しましょう。
Part6は、特化した問題集がほとんどなく、Part5やPart7の問題集の中の1つとして含まれている場合が多いです。また、Part6の文法問題はPart5の考え方で、読解問題はPart7の考え方で解けるので、特別な練習をしなくても良いと思います。
時間配分を身に着け、TOEICのスコアを上げましょう!