【TOEIC】短期間でスコアアップするには「金のフレーズ」がオススメ【理由と使い方】

【この記事を読んで欲しい人】
・質が高いTOEICの単語帳を探している人
・金のフレーズの効果的な使い方が知りたい人

TOEICなどの英語学習において、単語の習得は必須です。頻出単語が正しく学べる金のフレーズを何周も繰り返し、頻出単語をマスターしましょう。

この記事では、

  • TOEIC単語帳の決定版と言われる金のフレーズとはなにか
  • 短期間でスコアアップするための金のフレーズの効果的な使い方

をご紹介します。

金のフレーズとはなにか

金のフレーズとは、TOEIC受験者の中で圧倒的な支持を受けている英単語帳です。

TOEICで何度も満点を取ったTEX加藤さんが、TOEIC受験後に毎回近くのカフェ等を利用して、出題された単語やフレーズ等をメモした「TEXファイル」を単語帳形式にまとめたものです。

見開きの左ページにフレーズ、右ページに単語と著者のコメントが記載されています。

金のフレーズの概要
書籍名 TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
著者 TEX加藤
定価 979円(税込み)
発売日 2017年1月6日
出版社 朝日新聞出版
ISBN 9784023315686
音声ファイル 公式サイトから無料DL
関連アプリ 金のフレーズ2(iOSのみ)

英語学習アプリ「abceed analytics」(iOS、Android)

金のフレーズを頭に叩き込もう!

「頭に叩き込む」とは「瞬時に訳せること」

金のフレーズはTOEIC対策に特化しているため、有無を言わさず頭に叩き込んでください。「頭に叩き込む」とは、英単語を見たor聞いた時に瞬時に訳せる状態のことです。

なぜ「瞬時に訳せなければならない」のか

TOEICのリスニングは1回しか流れないため、英単語を聞いて一生懸命思い出そうとしていると、英文が流れて行きます。

また、リーディングでは、Part7を約55分で解く必要がありますが、単語に詰まっていては最後までとき終わる事ができません。TOEICを作成しているETSは、英語を瞬時に処理する能力がないと高得点が出ないように作成しているのです。

このため、頻出英単語については、瞬時に訳せる状態まで頭に叩き込む必要があります。

金のフレーズを頭に叩き込むための使い方

3日で1周ペースで金のフレーズを回す

頭に叩き込むためには、反復が必須です。人間は、何度も目にする情報を大事だと認識します。毎日通ってる道や、毎日会っている人の顔は、自然と頭に入っているのはそのせいです。

英単語も同じです。毎日同じ単語を見ることで、脳が勝手に大事な情報だと認識し、記憶に定着していきます。そのため、1日目に1個目から20個目までの単語を暗記し、2日目に21個目から40個目までの単語を暗記するようなやり方はやめてください。かなり記憶力が良い人間出ない限り、せっかく覚えた単語も数日で忘れてしまうでしょう。

おすすめは、1日に3分の1ずつ単語を確認することです。(慣れたら1日1冊確認する。)

良くない覚え方 良い覚え方
毎日20個ずつ覚え、1冊に何日もかける 単語は確認するだけにし、短い期間で何周もする
1日目:
1から20まで覚える2日目:
21から40まで覚える3日目:
41から60まで覚える︙499日目:
981から1000まで覚える
1日目:
1から300まで確認2日目:
301から700まで確認3日目:
701から1000まで確認4日目:
1から300まで確認︙
最初の方で覚えた単語は忘れてしまう 短いスパンで何度も見るので、自然と頭に入る

金のフレーズを始めるための準備

準備①:音源をダウンロードする

金のフレーズの音源を聞くには、2種類の方法があります。どちらも無料なので、両方ダウンロードした方が良いです。私は速度調整機能や、音源を再生しながら画面に単語を移すことができるため「abceed analytics」が使いやすいと思いました。

サイトから無料で音声をDLして聞く

金のフレーズは、音声を無料でダウンロードできるので、公式サイトからダウンロードしてスマホに入れてください。(金のフレーズの音声DLはこちら

英語学習アプリ「abceed analytics」で無料で聞く

金のフレーズ等の「特急シリーズ」をはじめ、良質な英語教材をスマホで解くことができる「abceed analytics」というアプリがあります。このアプリを使うと、金のフレーズの音源を無料ダウンロードできます。(abceed analyticsのサイトはこちら

準備②:目隠しシートを用意する

金のフレーズには、赤シートがついているため、目隠しシートは不要かと思うでしょう。しかし、よく見ると、赤シートで消えるのは英単語の方で、日本語を見ながら英単語を答えるようになっています。

TOEICでは、日本語を見ながら英語を答える問題は出ないため、単語帳を進める際は、英単語を見ながら日本語を確認したいですよね。

日本語を隠しながら英単語を見るために、目隠しシートを作成します。ちなみに私は、TOEIC受験時にもらった40周年のはがきを目隠しシートにしています。

金のフレーズの具体的な使い方

1週目 本を見て、音源を聞きながら真似して発音する。

1週目は、発音や単語のレベルや単語帳の構成などを確認しながらまずは1周させてください。

最初の1週目は、音源を聞きながら発音するので1冊80分位かかると思います。一気に進めるのが難しい場合は、3〜4日に分けて一周しても構いません。

2〜5週目 右ページの日本語を隠し、英単語だけを見ながら日本語訳を確認

2周目以降は、ひたすら単語の確認を行います。慣れるまでは左のフレーズのページは使いません。右の英単語だけが見えるように目隠しシートで覆い、日本語訳がわかるか確認していきます。

1日目 600点レベル

パート1重要語100

2日目 730点レベル

部署・職業名

前置詞・接続詞・接続副詞

3日目 860点レベル

多義語

990点レベル

定形表現

英単語を5秒見て、わかっていたらそのまま次の単語へ進んでください。わからなければ日本語訳を確認して心のなかで何回か読み上げてください。

1つの単語に5秒以上かけないでください。今はわからなくても、何周もしていると自然と答えられるようになるので気にせずにどんどん進みましょう。

ちなみに、1日あたり40分程度でこなせるので、通勤時間で終わります。

4週目・5週目あたりになると、なんとなく見たことある単語ばかりになり、無意識に答えられる単語がどんどん増えていくので、1周あたりの時間はだんだん短くなります。いつもより早めに終えることができるようになったら、左のページのフレーズも音読してみましょう。

6週目以降 1日1冊ペースで一気に確認

6週目まで来ると、金のフレーズの中で見たことがない単語は1つも無いです。必ず「あ、これ前も見たな…」と思うはずです。

毎日毎日同じ単語でつまづいていれば、その記憶が積み重なって必ず覚えます。

1日で1周するのはかなりキツいと思いますが、回せば回すほど覚えていく感覚を5週目までで掴んでいるので、頑張れるはずです!

余裕が出てきたらフレーズも確認しよう

回せば回すほど覚えた単語が増えるため、1周するのに余裕が出てきます。

余裕が出たら、フレーズの発音もしてみましょう。実際にTOEICので出題されやすいフレーズを集めてあるので、何度も発音しているうちにリスニングで聞き取りやすくなったり、フレーズがそのままPart5の文法問題で出題されたりします。

フレーズで単語の使い方ごと覚えてしまえば、英作文で使える例文のストックにもなります。TOEIC以外の場面でも活躍の余地アリです。

8〜9週目あたりから、フレーズ音読をメインに

かなりの割合で単語を覚えてきた頃なので、フレーズ音読に軸足を移してください。

金のフレーズにある全てのフレーズを音読していきます。すべて読み上げると、1時間以上かかります。一気にやると喉が辛いので、朝昼晩に3分の1ずつやることをオススメします。

読み上げることで自分の声が耳に入り、リスニングでも素早く対応できるようになります。

また、フレーズの一部が欠けたような文法問題が出た場合に瞬時に解けますし、フレーズに似た表現は訳を考えることなくスッと読めるようになります。

英単語が終わったら、問題演習へ

金のフレーズを頭に叩き込むための使い方をご紹介しました。これで大きくスコアアップすると思いますが、英単語だけ覚えれば良いものではありません。リスニング、文法問題、長文読解など、いろんなパートがあります。

【TOEIC】スキマ時間でできる問題演習

金のフレーズと並行して問題演習に取り組みましょう。金のフレーズで覚えた単語やフレーズがゴロゴロ出てくることに気づきます。

頑張ってください!!!